遮熱塗料に騙されるな!本当に効果があるのか徹底解説
2025/03/04
また寒くなってしまいましたね💦早く春が訪れてほしいです。。 美建上杉です。本日の上杉の豆知識講座! ~遮熱塗料に騙されるな!本当に効果があるのか徹底解説~ についてです。 近年、夏がものすごく暑い為、遮熱塗料って実際どうなの? と質問を頂く事が多いです。『他業者さんから遮熱塗料を勧められた』『遮熱は絶対効果あります!冷房代が安くなります』と言われたなど、よく耳にします。それは、デメリットもちゃんと説明を受けていますか?!メリットもデメリットもきちんと把握したうえで遮熱塗料を選んで頂くのが1番だと思います。 是非、最後まで読んで頂いて参考にしてもらえたら嬉しいです! 遮熱塗料に騙されるな!本当に効果があるのか徹底解説 近年、夏の猛暑対策として注目を集めている「遮熱塗料」。屋根や外壁に塗るだけで、室内温度が下がり、冷房費が節約できるといった謳い文句を目にすることが増えました。しかし、本当にそんなに効果があるのでしょうか?実際に使ってみたら「思ったほど涼しくならない」「全然電気代が変わらない」といった声も聞かれます。果たして、遮熱塗料は本当に有効なのか、それとも誇大広告に過ぎないのか?この記事では、遮熱塗料の仕組みや効果を科学的に検証し、後悔しない選び方を解説します。 1. 遮熱塗料の仕組みとは? 遮熱塗料は、太陽光(特に赤外線)を反射することで、建物の表面温度を上げにくくする塗料です。一般的な塗料と比べ、表面温度の上昇を抑えることで、建物内部への熱の侵入を防ぐ仕組みになっています。 遮熱塗料の主な効果 屋根や外壁の温度上昇を抑える エアコンの負荷を減らし、電気代を節約 建材の劣化を防ぎ、建物の耐久性を向上 しかし、これだけを見ると「絶対に塗ったほうがいい!」と思いがちですが、実際には注意すべき点がいくつかあります。 2. 「遮熱塗料=涼しくなる」は本当か? 結論から言うと、「遮熱塗料を塗ったからといって劇的に涼しくなるわけではない」です。以下のポイントを押さえておきましょう。 実際の効果は条件次第 遮熱塗料の効果は、建物の構造や環境によって大きく変わります。 効果が出やすいケース ✅ 直射日光を受けやすい屋根や外壁がある ✅ 屋根裏の断熱材が少なく、熱がこもりやすい ✅ 日差しの強い地域(沖縄・九州など) 効果が出にくいケース ❌ もともと断熱性の高い家(遮熱塗料より断 熱材の影響が大きい) ❌ 高層ビルなどで直射日光の影響が少ない場所 ❌ 塗る範囲が狭い(部分的に塗っても効果は限定的) つまり、家の環境によっては「塗ったけど思ったほど変わらない…」というケースも少なくないのです。 3. 遮熱塗料の注意点 ① 遮熱塗料は「断熱」ではない 遮熱塗料は「熱を反射する」ものであり、「熱を遮る」ものではありません。つまり、室内の温度を保つ効果はほぼゼロ。冬場の寒さ対策にはほとんど役立ちません。 ② 効果は塗る色や種類による 遮熱塗料は、基本的に「白系」の色ほど効果が高くなります。黒や濃い色の塗料は赤外線を吸収しやすいため、遮熱効果が下がります。おしゃれなデザインを優先して濃い色を選ぶと、期待した効果が得られない可能性があります。 ③ 価格が高め&メンテナンスが必要 一般的な外壁塗装と比べ、遮熱塗料は1.2〜1.5倍の費用がかかることが多いです。また、時間が経つと塗膜の劣化で効果が落ちるため、定期的な塗り替えが必要です。 4. 遮熱塗料を選ぶ前に確認すべきこと 遮熱塗料を検討する前に、以下の点をチェックしておきましょう。 ✅ 建物の断熱性能は十分か? → 断熱材がしっかり入っているか確認 ✅ 屋根・外壁の材質は適しているか? → 金属屋根など熱を吸収しやすい素材だと効果が出やすい ✅ 費用対効果は見合っているか? → 施工費が高すぎる場合、エアコンの設定温度調整や断熱材の追加の方がコスパがいい場合もある 5. まとめ:遮熱塗料は「過信しすぎず、適材適所で使う」 遮熱塗料は、確かに一定の効果があるものの、過度な期待をすると「思ったより変わらない…」とガッカリする可能性もあります。効果が出やすい条件をしっかり理解し、他の断熱対策と組み合わせることが重要です。 「とにかく塗れば涼しくなる!」という宣伝に惑わされず、本当に自分の家に合った対策を考えてみましょう。 ちなみに、美建の社長宅の屋根ですが、ガルバリウム屋根なので某有名塗料メーカーさんの遮熱塗料で塗装してみました! 夏・・・物凄く暑く・冬は物凄く寒いです💦 遮熱塗料は冬の貴重な太陽の光までも反射してしまいます。 東北地方には不向きな塗料かもしれませんね・・・ 遮熱塗料に期待しすぎるのもどうなのかな・・・と思います。 美建では遮熱塗料だけではなく、断熱塗料をおすすめしています!! 次回、断熱塗料について徹底解説していきます!
